GWの北海道って実際どうなのか
ゴールデンウィークに北海道へ行きたい。
そう思ったとき、頭に浮かぶのはどんな景色でしょうか。広大な花畑、青い池、地平線まで続く丘陵地帯……それをイメージするならば、残念ながらGWは時期尚早です。
富良野のラベンダーは7月。美瑛の丘が緑に染まるのも6月以降。GWの北海道は「THE・北海道」な景色の少し手前の状態です。
でも、だからといってGWの北海道が悪いわけではありません。
残雪を眺めながらのドライブも清々しいものです残雪をくっきりと残した山の連峰の存在感は、この時期だけのものです。街では冬タイヤからの交換が済み、自転車に乗る人が増え、どことなく軽やかな空気が漂い始めます。桜が咲き、外出する機会がグッと増える…そんなふうに冬の間じっとしていた街が、ようやく動き出すのです。
桜の季節、自転車を引っ張り出してさあ練習!完璧な観光ではなく「北海道の春を体感する」という気持ちで来ると、GWは意外と豊かな時間になります。
冬の間できなかったドライブが解禁になる
例年、4月中旬〜GW頃に大きく変わることがあります。ドライブです。
冬の北海道では、慣れない雪道運転や冬季閉鎖の道路が行動範囲を制限します。でも、雪が解けるこの時期から、走れる道が一気に広がるのです。
札幌から車で1時間前後の範囲でも、これだけ変わります。
晴れた洞爺湖の姿- 支笏湖(札幌から約1時間):通年アクセスできますが、GWからは湖畔の雰囲気が一変します。エメラルドグリーンの湖面と新緑のコントラストは、冬とはまったく別の顔です。
- 洞爺湖(札幌から約1時間半):GW期間中から「洞爺湖ロングラン花火大会」が始まります。例年4月下旬〜10月末まで毎夜約450発が打ち上げられ、湖畔の温泉とセットで楽しめます。子連れの夜の過ごし方としても記憶に残る体験になります。
- 小樽方面もこの時期から走りやすくなり、日帰りドライブとして組みやすくなります。
一方で、ニセコの神仙沼はGWでも通行止めが解除されていない年があります(例年4月下旬〜5月上旬に開通)。「ニセコまで足を伸ばしたい」という方は、6月以降に計画を立てた方が確実です。
夏季限定のドライブスポット※神仙沼のパノラマラインの開通時期は年によって異なります。お出かけ前に最新情報をご確認ください。 ※各施設の営業開始日は年によって変動する場合があります。
GWに合わせて開くスポットがある
実はGWは、札幌近郊の大型公園が「夏季営業」を始めるタイミングでもあります。冬季は閉鎖されていたエリアが開放され、一気ににぎやかになります。
- さとらんど(札幌市東区)や滝野すずらん丘陵公園(札幌市南区):子連れで1日のんびり過ごせる自然公園です。広い芝生、動物との触れ合い、アスレチックなど、小さな子どもが思い切り体を動かせる環境が整っています。天気が良ければここだけで旅の満足度が十分得られます。
滝野すずらん丘陵公園の森エリア。まだ緑が乏しい木々ですが、春を噛み締めながらの外遊びです。 - 定山渓温泉(札幌市南区、車で約40分):4月上旬〜5月上旬にかけて「渓流鯉のぼり」が開催されます。豊平川の上空に約400匹の鯉のぼりが舞う様子は、子どもの記憶に残る景色になるはずです。温泉と合わせて半日〜1日のプランとして組みやすいエリアです。
札幌の街自体が、GWに動き出す
遠くまで出かけなくても、札幌の街を歩くだけでこの時期の北海道を感じられます。
円山公園(北海道神宮)では、例年4月下旬〜5月上旬に桜が見頃を迎えます。屋台が並び、花見客でにぎわうこの時期の円山は、北海道の春の風物詩のひとつです。お子さん連れでゆっくり時間があるなら、円山動物園まで回れば一日一緒に楽しめます。
お花見シーズンは夜店がたくさん立ち並び、賑やかですまた、風物詩、といえば大通公園に並ぶ「とうきびワゴン」ではないでしょうか。
焼きとうきび・茹でとうきびに、じゃがバター……と、北海道らしい食を手頃に味わえるため、観光に来られる方に大人気です。こちらも例年4月下旬のGW前には営業開始ですよ。
市民の憩いの場であり観光客も一度は通るであろう大通公園。よく見るととうきびワゴンが出ています。そのほか、白い恋人パークは地下鉄からアクセスしやすく、ロイズカカオ&チョコレートタウンやエスコンフィールドはJRや車で1時間以内と子どもが喜ぶ施設の選択肢が広いんです。北海道の開拓の歴史を体感できる開拓の村(野幌)も、興味のある方にはGWの穴場スポットとして候補に入れてみてください。
ロイズカカオ&チョコレートタウンは、チョコレート工場を模したゲームも充実していて、子供達は大喜びです「観光地をまわる」ではなく「街をぶらぶらする」という過ごし方も、寒さから解放されたこの時期の札幌によく似合います。
GWの札幌、こんな人に向いている
まとめると、GWの北海道・札幌拠点の旅は、こんな方に向いています。
- 混雑しすぎない旅をしたい
- 子どもがのびのびできる場所を求めている
- 「北海道らしさ」より「旅の質」を重視している
- 冬に来られなかったリベンジをしたい
逆に「富良野・美瑛の絶景」「青い池」などを目当てにしている方は、6〜7月に計画を立て直すことをおすすめします。それぞれのベストシーズンに行く方が、間違いなく満足度が高いです。
札幌を拠点にするという選択
GWは移動が集中します。新千歳空港から遠くへ行こうとすると、道路も混雑しがちです。
そんなときに「札幌を拠点に、近場で動く」という旅のスタイルは、子連れにとって特に理にかなっています。
疲れたら宿に戻ればいい。天気が悪ければ予定を変えればいい。
そういう柔軟さが、子連れ旅行の満足度を左右します。
円山エリアに拠点を置けば、桜の名所・北海道神宮まで歩いて行けます。地下鉄で中心部にも出やすく、バスで大通公園エリアへも直行できます。
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