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5月の北海道、子連れドライブ旅|札幌発・2つのプランで楽しむ初夏の旅

5月の北海道ドライブ、なぜ今なのか

桜が散り、GWの賑わいが落ち着いた5月中旬以降、北海道の景色は急激に変わっていきます。観光客が少なく、道路は走りやすく、山の緑が日に日に濃くなっていく。この時期にしか味わえない北海道の空気からは力強さが感じられます。

5月といえば、忘れてはいけないのが「アスパラガス」です。北海道産のアスパラは甘みと太さが別格で、地元の農家直売所や道の駅で手に入ります。旅の途中で旬の野菜を買って帰るのも、北海道ドライブの醍醐味のひとつです。

この記事では、札幌を拠点に車で楽しめる2つのドライブプランを紹介します。どちらも日帰りから1泊2日まで対応できますが、存分に楽しむなら1泊がおすすめです。

プランA:洞爺湖・登別方面|温泉と大自然を巡る1泊2日

このプランが向いている人

  • 温泉でゆっくりリセットしたい
  • 雄大な景色とドライブを楽しみたい
  • 翌日も子どもが楽しめるスポットを回りたい

1日目:札幌→中山峠→京極→洞爺湖→有珠山→温泉泊

  • 中山峠(札幌から約1時間)

国道230号を南下すると現れる中山峠は、羊蹄山を望む絶景スポットです。5月の残雪と新緑のコントラストが美しく、ドライブの最初の見どころになります。

中山峠といえば揚げいも!大きいので一人1本だとお腹いっぱいになる危険も笑。お子さんと一緒ならシェアが良さそうです。
  • 京極ふきだし公園(中山峠から約20分)

羊蹄山の雪解け水が地面から湧き出す「ふきだし湧水」で有名な公園です。雪解けで水量が豊富なこの時期は特に迫力があります。水を汲んで持ち帰ることもでき、地元の人も訪れる隠れたスポットです。

雪解けを思わせる力強い水しぶき。ペットボトルや水筒を持参していきましょう。
  • 洞爺湖(京極から約40分)

湖畔でアイスクリームを食べながら、羊蹄山と湖の景色をのんびり楽しみましょう。洞爺湖温泉街には飲食店も充実しており、昼食にも最適です。GW後のこの時期は人混みも落ち着いていて、子連れでも動きやすいです。

湖畔ではなく、少し札幌寄りのエリアにある「レークヒル・ファーム」のジェラートはとても美味しいです!
  • 有珠山ロープウェイ(洞爺湖から約15分)

山頂からは洞爺湖・昭和新山・太平洋が一望できます。子どもにとっては「火山の上に立つ」という非日常体験になります。所要時間は1〜1.5時間程度でコンパクトに楽しめます。

ロープウェイを登るソファに座って洞爺湖や昭和新山を見下ろせるカフェがあります。吹きっ晒しなので、寒い日は要注意。
  • 温泉泊:登別 or きたゆざわ、どちらを選ぶ?

この日の宿泊は2つの選択肢があります。

  • 登別温泉:泉質の豊富さと地獄谷の景観で知られる道内屈指の温泉地です。規模の大きいホテルが多く、子ども向けの設備も充実しています。翌日の観光地へのアクセスも良い。
登別温泉の大湯沼
  • きたゆざわ温泉(壮瞥町):洞爺湖から近く、ファミリー層には「森のソラニワ」という宿泊施設が人気です。屋内外、さらにプールで子どもが一日中遊べる充実の施設が特徴。温泉でゆっくりした翌朝、そのまま施設で遊べるのが魅力です。なお、昨年の夏私たち家族もお隣のホテル「緑の風リゾートきたゆざわ」に泊まり、翌日はソラニワを楽しんできました。

どちらも温泉としては古くから人気があり、泉質には満足していただけるはず。私も子供の頃から何度も訪れています。

迷うところですが、以下のように選んでみてはいかがでしょうか。

  • さらに足を伸ばして遊びたいか。他の目的地があるなら登別温泉へ。
  • 移動疲れが心配、子供と遊ぶを最優先にしたい、なら北湯沢温泉へ。

2日目:翌日の過ごし方

1日目に記載した通り、2日目の動き方も泊まった場所で変わってきます。

登別泊の場合:白老・伊達・室蘭方面へ

登別から足を伸ばせる子連れスポットがいくつかあります。興味や子どもの年齢に合わせて選んでください。

  • ウポポイ(民族共生象徴空間・白老):アイヌ文化を体験・学べる国立施設。広大な敷地に博物館・体験施設・野外ステージが揃い、文化への入り口として親子で楽しめます。中学生以下は無料です。
    大人(一般) 1,200円
    大人(団体) 960円
    高校生(一般) 600円
    高校生(団体) 480円
    中学生以下 無料
    アイヌの衣装を纏う娘。学習コンテンツがとても充実していて、小学生高学年以上におすすめかもしれません。
  • ナチュの森(伊達):食品・飲料メーカーの工場見学ができる施設で、自分だけのアロマミストを作るワークショップなども展開。小さな子どもでも参加可能で、無料で入れるエリアもあります。
  • 登別伊達時代村(伊達):忍者屋敷・からくり屋敷・手裏剣体験など、幼児から小学生に向いたアトラクションが揃う施設です。
    個人 入村料金
    大人料金(中学生以上) 3,300円
    子供料金(小学生) 1,700円
    幼児料金(4歳〜未就学児)  600円

きたゆざわ泊の場合:森のソラニワで日中たっぷり遊ぶ

「森のソラニワ」はきたゆざわ温泉の宿泊施設で、子供向けの遊びの施設が充実しているのが特徴です。チェックアウト後にそのまま遊んで、夕方に札幌へ戻るという流れが無理のないプランです。

  • 屋内遊具パーク「ア・ソ・ボーヤ」多彩な室内遊具、ボードゲームや体を動かせるアトラクションもありながら、赤ちゃん向けのエリアも充実していて、小さいお子さん連れのファミリーに大人気。館内別エリアでは森のプールも温泉に併設されており、家族で楽しめます。
生後8ヶ月の娘も小学校3年生のお姉ちゃんたちと遊べる場所。ばあばがゆったり座れるのもポイント笑
【札幌発】三世代で楽しむ!きたゆざわ温泉「緑の風リゾート」宿泊レポこの夏休み、家族7人できたゆざわ温泉「緑の風リゾートきたゆざわ」へ1泊2日の旅行に行ってきました。さらに2日目は隣接ホテルの「森のソラニ...

プランB:長沼・ハイジ牧場方面|牧場体験と旬グルメを楽しむ日帰り〜1泊

このプランが向いている人

  • 動物との触れ合いや牧場体験をしたい
  • 北海道の旬の食材を味わいたい
  • コンパクトに楽しめる旅がいい

ハイジ牧場(長沼町)

札幌から車で約60分、新千歳空港から約25分の長沼町にある牧場です。100ヘクタールの広大な敷地に約20種類150頭の動物が暮らしており、乳搾り・エサやり・バター作り・アイスクリーム作りなど体験メニューが豊富です。

多くのメニューが予約なしで当日参加できるのが子連れには助かります。

アルパカ・ヤギ・ヒツジなどとのふれあいは幼児から楽しめますが、乳搾りなどの体験は4歳以上が目安。小学生になるとより体験の幅が広がります。

入場料は大人1,100円、子ども(3歳〜小学生)550円。体験は別途料金がかかります。支払いは現金のみなので事前に準備を。水曜日は定休日なので要確認です。

☑️公式ホームページ

長沼エリアでランチ・旬野菜

長沼町は野菜の産地として知られ、最近はおしゃれなカフェや直売所も増えています。5月、特に下旬となれば各地の直売所がOPENしているはず。ハイジ牧場の後は、地元の食材を使ったランチや、旬のアスパラ・野菜のお土産探しを楽しみましょう。

地元食材を使ったレストランとして2店、ご紹介します。

  • ファームレストラン ハーベスト:農園直営のレストラン。ペット同伴OKのテラスもあり、開放的な景色と共に、収穫された野菜や果物を使ったお料理を楽しめます。
  • リストランテ クレス:ビュッフェスタイルのレストラン。野菜&デザートと出来立てのパスタとメニューも豊富で、コーヒーやジュースも飲み放題です。公式ページに25年と歴史が綴られていましたが、私も若い頃からここにはたびたび通っています。

また、道の駅「マオイの丘公園」は休憩とお土産立ち寄りにちょうど良いスポットです。

マオイの丘から見渡す景色

ユンニの湯(由仁町)

長沼から車で約15分の由仁町にある日帰り温泉施設です。露天風呂もあり、牧場で思い切り遊んだ後の疲れをゆっくり癒せます。日帰りプランの締めくくりとして、ここで温まってから札幌へ戻るのがおすすめです。

休憩エリアも広く、漫画がたくさん置いてあるのでついつい長居してしまう心地よさ。そしてユンニの湯の中にあるレストランも、とっても美味しくておすすめです。

なお、ユンニの湯は宿泊施設も持っています。由仁・長沼エリアにはほかにもいくつかホテル、ゲストハウスなどがありますので、1泊して翌日別のエリアをドライブするなど余裕を持ったプランにすることも可能です。

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もう一案:むらかみ牧場+空港・エスコン組み合わせ型

恵庭市にあるむらかみ牧場は、乳搾り・バター作り・子牛の哺乳体験など、酪農に特化した本格的な体験ができる施設です。

なんと言っても新千歳空港から車で約30分という立地が魅力。旅行の最終日に帰りの便の前に立ち寄ったり、北広島市のエスコンフィールド(野球観戦)と組み合わせて楽しむのに向いています。

体験は事前予約が必須なので、旅程が決まったら早めに予約を入れておきましょう。大人2,000円・子ども1,000円(6〜12歳)。営業は3月下旬〜11月頃までです。
*2026年は3月21日から営業開始

☑️公式ホームページ

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5月の旬:北海道アスパラガスを味わう

5月の北海道といえばアスパラガスが旬を迎えます。特に喜茂別町や長沼町などが産地として知られており、太くて甘みの強い北海道産アスパラはこの時期ならではの味わいです。

道の駅や農家直売所では束で販売されていることが多く、旅の帰りに買って帰るお土産としても喜ばれます。プランAのルート沿いでは喜茂別・京極周辺で、プランBの長沼エリアでも直売所で手に入ることが多いです。

本当に新鮮なものは生のままでも!茹でてサラダにしても、グリルでも、天ぷらでも・・毎年半月ほどアスパラ祭りの期間があります。

よくある質問

Q. 5月の北海道ドライブ、服装はどうすればいいですか?

A. 日中は20℃近くなる日もありますが、朝晩や標高の高い場所では冷え込みます。羽織れる上着を必ず持参し、重ね着で調整できる服装がおすすめです。

Q. プランAとBはどちらが子連れに向いていますか?

A. 子どもの年齢や好みによります。動物・体験が好きな子どもにはプランB、温泉・景色・ドライブを重視するならプランAが向いています。幼児連れならきたゆざわ泊の「森のソラニワ」という選択肢があるプランAも魅力的です。

Q. ハイジ牧場は雨の日でも楽しめますか?

A. 動物との触れ合いエリアは屋外が中心のため、雨天時は楽しみにくい部分があります。天気予報を確認してから行くか、雨天時の代替プランを考えておくと安心です。

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⭐️ホテルの予約を考えたい方はこちらをご覧ください。(春〜夏シーズン用の記事もComming Soon!)

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※各施設の営業時間・料金は変動する場合があります。お出かけ前に公式サイトをご確認ください。

※ハイジ牧場は現金のみ・水曜定休です。