保有銘柄

ハーモニックDS(6324)で学んだ『頭と尻尾はくれてやれ』|完璧主義を捨てたトレード記録

3月に入り、日中は少しずつ春の気配を感じるようになりました。
相場も年度末に向けて動きが激しくなり、決算シーズンを意識した売買が増えてきた印象です。

さてさて、そんな中、ハーモニックDS(6324)をトレードしたのですが、結果的に「頭と尻尾はくれてやれ」という相場格言を、ようやく身体で理解することになりました。

「もう少し待っていれば、もっと高値で売れたかも…」
「ここで売ったら、また上がるのでは?」

そんな思いが邪魔をして、天井を完璧に狙おうとしてしまうことが、結果的に利益を削るということを実感しました。

一部は5,000円付近で利確できたという喜びもあるものの、「まだ上がるかも」と100株だけ残してしまい、機関投資家の売り抜けに巻き込まれる形に。

信用倍率や出来高を見ながら、「もう少し買い上げる動きがある」と考えていましたが、シナリオが変わる瞬間を見誤ったのが今回の課題でした。

トレードの経験を積む中で、「底で買って天井で売る」ことを狙うのではなく、「確実に取れるところを取る」ことの大切さを改めて学びました。
今回は、その振り返りをしていきます。

トレードにおける完璧主義の罠

「底で買って、天井で売る」


トレードをしている人なら、誰もがこの理想形を追い求めてしまうことがあるのではないでしょうか。
私も、理想を求めてはいけないと分かってはいつつ、安く仕込んで、最高値で利確する、をどうしても手放せませんでした。頭では分かっているつもりが、身体が分かってない状態。

実際、それを狙うと思い通りにいかないことのほうが圧倒的に多いです。

  • もう少し上がるはず…と欲張ったら、急落。
  • 押し目だと思って買ったら、さらに下落。
  • 損切りした直後に反発。

こんな経験を何度も繰り返してきました。


「理想的なエントリーとエグジットを狙うあまり、結果として損失を増やしてしまう」
これこそが、トレードにおける完璧主義の罠

今回のトレードを通じて、ようやくその考えを捨てるきっかけを得ました。

ハーモニックDS(6324)との向き合い

今回のトレードは、ハーモニックDS(6324)です。
この銘柄で、「機関投資家の動きに乗る」というスタイルを改めて強く意識しました。

ハーモニックは、明らかに機関投資家の動きがある銘柄でした。
出来高が急増し、機関が買い上げているように見えたため、早期利確したものの「これは乗るしかない」と再エントリーしました。
結果、5,000円の高値付近で一部利確することができました。

ただ、そこで完璧を求めたのが問題でした。
「まだ上がるかもしれない」と思い、100株を残して様子を見ることに。
ここで、「もっと高値で売れるはず」という欲が出てしまったのです。

シナリオが変わった瞬間

高値をつけるまでの間、信用倍率が0.13倍と低いままだったのが気になっていました。


「売りが多いのに、それを買い上げている。これはもっと釣り上げられるのでは?」

と考えていました。

しかし、信用倍率はそのまま、出来高を伴う陰線が出現。
ここでようやく「シナリオが変わった」ことに気づきました。

機関投資家が釣り上げフェーズを終え、売り抜けに入った可能性が高い。
出来高が増えながら下落するということは、誰かが大きく売っているということです。
機関の動きが変わった以上、ここからの値動きはこれまでとは違うものになると考えました。

「頭と尻尾はくれてやれ」を身体で理解する

この状況を見て、ようやく「頭と尻尾はくれてやれ」という相場格言の意味を体感しました。

結局、5,000円での利確は正解でした。
しかし、残した100株については、売るタイミングを迷い、結局ズルズルと下落を見守ることに。今も保有中です。。


「もう少し持っておけば、もっと利益が出せたかも」と欲張った結果、利益を削る形になりました。。。

相場は生き物であり、「底で買って、天井で売る」という完璧なトレードはほぼ不可能です。
大事なのは、「美味しいところだけを取る」こと。
「確実に取れる部分を取って、あとは市場にくれてやる」 そう考えたほうが、トータルのパフォーマンスは上がると実感しました。

今後のトレード方針

今回の経験を踏まえて、今後は次の点を意識してトレードしていきます。

  • 「ここが天井かもしれない」と思ったら、欲張らずに利確する。
  • 機関投資家の動きを見ながら、「シナリオの変化」に敏感になる。
  • 迷ったら、一部売却してリスクをコントロールする。(これは今回できたこと!)
  • 信用倍率と出来高の変化を見極め、無理なトレードは避ける。

特に、「迷ったら、一部利確」 というのは心理的にも有効だと感じました。
半分でも売っておけば、「利益を確保した安心感」が生まれ、冷静に判断しやすくなります。

まとめ

トレードは、完璧を求めるほど負ける世界だなと、あらためて実感しました。


底で買って、天井で売ることを目指すのではなく、「確実に取れる部分を取って、あとは市場にくれてやる」 というスタンスが重要ですね。

「頭と尻尾はくれてやれ」


この格言の本当の意味を、今回のトレードでようやく身体で理解できました。

「次のチャンスを掴むために、欲張らず、確実に利益を確保する」
この考え方を持ち続けて、今後も市場と向き合っていきます。

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