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積丹のウニを子連れで食べに行く価値はあるか【6800円から始まった、毎年通う理由】

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正直に言うと、私はウニがそこまで好きではありませんでした。

回転寿司で食べることはある。でも「積丹まで行って8000円払って食べたいか」と言われたら、数年前の私は完全にNOでした。

実際、最初に値段を見たときは驚きました。大人ひとり6800円。今では8000円を超える日もあります。去年は9000円したとも聞きました。

それでも、なぜ毎年行くのか。

この記事は、ウニ好きのための記事ではありません。むしろ、「そんなに違うの?」と思っている人向けの記事です。

田村岩太郎商店の店頭メニュー看板。いくら丼・うにいくら丼・極み丼・生うに丼の価格が並ぶ
店頭の看板。この価格を見て、それでも入る人が行列を作る。

なぜ8000円なのか、店の人が教えてくれた

田村岩太郎商店は、積丹の岬近くにある海鮮食堂です。混んでいるときは外のベンチで待ちます。

そこで店の人が来て、その日のウニの取れ高と、今日の値段を教えてくれます。

岩太郎商店の外に出された順番待ち案内の看板
混雑時は外で待つ。その間に店の人が来て、今日のウニの状況を説明してくれる。

天候が悪ければ漁に出られない。出られても、取れる量は日によって違う。積丹のウニは旬が6月からお盆前後に限られていて、その短い期間に、その日とれた分しか出せない。

値段だけ見たら高いです。でも話を聞いていると、「まぁそうなるよな」と思えてきます。天候次第で漁に出られないし、取れる量も毎日違う。

正直、私は食通ではありませんが、少なくとも回転寿司で食べるウニとは別物なんだろうな、とは感じました。それが6800円を納得に変えました。

単純と言われればそうかもしれません。でも私は毎年行っています。

実際に食べた話

ウニ丼が運ばれてきたとき、まず色に驚きます。写真で見る濃いオレンジ色が、実物でも同じ色をしている。新鮮なものはこの色なんだと、見た瞬間に分かります。

口に入れると、磯の香りが先に来て、次に甘さが来ます。ウニのえぐみや臭みがない。回転寿司で食べていたものとは、別の食べ物だと思いました。

極み丼のセット全体。平取和牛とウニのどんぶり、みそ汁、岩太郎のカード
運ばれてきた瞬間から、どう食べようか考え始める。

もう一つ、外せないのが極み丼です。平取和牛のA5ランクサーロインと、積丹のウニを合わせたどんぶり。「禁断の組み合わせ」という言葉が一番近い。口に入れた瞬間にとろけるので、気づいたらなくなっています。牛とウニをこの組み合わせで食べられる場所は、ここ以外に知りません。

極み丼。平取和牛のサーロインと積丹ウニが載ったどんぶり
極み丼。見た目より早くなくなる。

子どもはいくら丼で大満足だった

子連れで行くことを考えている方なら、「いや、子どもにウニ丼はさすがに…」と思ったのではないでしょうか。

もちろんです。年齢一桁の子どもにウニ丼は早い早い(笑)。海鮮など高価なものを食べに行く旅で気になるのは、子どもが食べるものとその値段ですよね。

その点、岩太郎商店には表の看板には載っていない小学生限定の「いくら丼セット」があります。店員さんが子ども連れのテーブルには必ず案内してくれます。このメニューを知らずに来ると損なので、書いておきます。

娘たちはこのいくら丼に超感動していました。ウニ丼を食べている親の横で、目を輝かせている。それで十分です。

いくら丼。艶のあるいくらがご飯の上に並ぶ
500円のいくら丼。子どもの反応はウニ丼より上だったかもしれない。

食事以外でも、積丹は一日を過ごせる場所です。神威岬の岬先端まで歩くか、途中の浜辺で子どもたちを走り回らせるか。温泉もあります。帰りに余市や仁木で果物を買って帰る、という寄り道も成立します。ウニ丼だけが目的でなくても、一日がかりで動ける場所です。

向いている家族、正直向いていない家族

▼ 向いている家族

  • 海鮮・ウニに関心のある大人がいる(ウニ好きでなくても「一度ちゃんと食べてみたい」があれば十分)
  • 「この時期・この場所でしか」という体験にお金を使える
  • 子どもが海・ドライブ・ソフトクリームで楽しめる
  • 6月から8月中旬までに動ける日程がある

▼ 正直向いていない家族

  • 大人も海鮮にあまり興味がない
  • 子どもを中心に旅を組みたい(遊具・アクティビティ優先)
  • 移動が苦手(札幌から往復3時間)

子連れで積丹ウニに行く価値は、大人側の動機で決まります。「大人がどうしても食べたい」があれば、子どもはちゃんと楽しめます。逆に大人の動機が薄いまま行くと、往復3時間が重くなります。

田村岩太郎商店、基本情報

場所と移動時間

積丹半島・島武意海岸近く。札幌から車で約1時間20〜30分。日帰りで十分成立します。

時期と営業

ウニの旬は6月からお盆前後まで。この時期を外すとウニは食べられません。天候が悪い日は漁に出ないため、その日のメニューと価格は当日確認になります。

予算感

ウニ丼は年・時期によって変動。6800円〜9000円超の幅があります。年々高騰傾向です。子ども(小学生まで)には「いくら丼セット」があり、店員さんが案内してくれます。表の看板には出ていないメニューなので、子ども連れの場合は声をかけてもらえるまで待つか、入店時に確認を。家族での食事は、親のウニ丼が予算の大半を占める構成になります。

混雑と待ち時間

7月の週末は相当混みます。外のベンチで待つことが多いですが、その間に店の人が説明してくれるので、待ち時間が「体験の一部」になります。早めの到着か平日が動きやすいです。

まとめ|「鰻の方がいい」と思っていた私が、毎年行く理由

最初に値段を見たとき、「そこまでして食べる? 鰻の方がいいんだけど」と思いました。

今は毎年行っています。

変わったのは、値段への納得感です。天候が悪ければ漁に出られない。旬は6〜7月の短い期間だけ。札幌から1時間半以内に、これだけのウニが食べられる場所が他にあるかと言われると、思い当たりません。

子どもたちが感動したのは、ウニではなくいくら丼でした。海を見たり、ソフトクリームを食べたり、帰りの車で寝たり。

親と子どもで楽しんでいるものは全然違います。でも、それでいいんだと思います。

そして私は、また来年もあのウニを食べに行くと思います。

積丹と富良野、どちらを選ぶか

北海道夏旅の旅程でエリアを検討している方は、何泊でどこを回るかの整理から始めると判断しやすいです。

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