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富良野と旭山動物園、両方行ける?子連れ北海道旅行で先に決めたいこと

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北海道旅行の計画を立てていると、この問いにたどり着く方も多いのではないでしょうか。

富良野のラベンダー畑も見たい。旭山動物園にも行きたい。せっかく北海道まで来るなら、どちらかを諦めたくない。でも子連れだから、詰め込みすぎると後半がきつくなる気もする。

実際のところ、両方入れて大丈夫なのでしょうか。

富良野のラベンダー畑と旭山動物園、北海道子連れ旅行のイメージ

この記事は、その問いに正直に答えます。

富良野も旭山動物園も行きたい。それが悩ましい

富良野も行きたい。旭山動物園も行きたい。北海道まで来るのだから、どちらかを諦めるのはもったいない気がする。でも全部入れると忙しくなりそうな気もする。

その迷いは当然です。

地図で見ると、富良野と旭山はどちらも「旭川方面」にあり、同じエリアにあるならセットで行けそうに見える。でも実際の移動時間は、富良野から旭川まで車で約1時間、旭山動物園は旭川市内からさらに30分ほどです。それぞれ半日はかかります。

1日で両方を回ろうとすると、移動だけで3〜4時間になります。子どもがいると、これは想定より重い。だからこそ「どう組めばいいか」を先に整理しておく価値があります。

新千歳空港から札幌・旭川を経由して旭山動物園と富良野へのアクセスと移動時間を示した図
富良野も旭山動物園も、北海道旅行でよく組み合わせられるエリア。旭川を起点に、それぞれ30分〜1時間15分の距離にある。

結論から言うと、両方行けます。ただし主役を決めた方が満足度は上がる

先に結論を言います。

3泊4日あれば、富良野と旭山動物園は十分両方行けます。旭川を起点に動けば、それぞれに半日〜1日ずつ確保できます。どちらかを諦める必要はありません。

ただ、本当に迷うのはそこではありません。

この旅行は、どちらが主役ですか。

富良野が主役の旅と、旭山が主役の旅では、旅程の組み立て方がまったく変わります。この順番を間違えると、どちらも「なんとなく行った」になりやすい。逆に主役を決めてしまえば、もう一方の位置づけが自然に決まり、旅程は後からついてきます。

富良野が主役の家族

富良野・美瑛エリアのイメージ

「北海道の景色の中にいること」が、旅の中心にある家族です。

ラベンダー畑、美瑛の丘、広い空。車で道を走りながら景色が変わっていく時間が楽しい。子どもがソフトクリームを食べて走り回っている横で、大人が「ああ、北海道だな」と感じられればそれが正解。子どもは富良野の景色には正直あまり反応しませんが、芝生を走ったりトウモロコシをかじったりしながら、それなりに楽しんでいる。旅行後に覚えているのは大人の方かもしれません。あの丘と空のこと。それで一日が成立する旅です。

富良野が主役なら、旭山動物園は旭川を経由して帰る日の午前中に入れるのが自然です。半日でもペンギン館・オランウータン館など核心の展示は体験できます。

公共交通でも回れますが、子連れで美瑛の丘や富良野を自分たちのペースで楽しむなら、私はレンタカーの方が満足度は高いと思います。

▼ 富良野が主役になりやすい家族

  • 景色・ドライブ・空気を楽しみたい大人がいる
  • 美瑛の丘も組み合わせたい
  • ラベンダーの時期(7月上旬〜中旬)に縛られてもいい
  • 旅の写真が「風景の中の家族」になる旅が好き

旭山動物園が主役の家族

旭山動物園のイメージ

「子どもが驚く顔を見ること」が、旅の中心にある家族です。

ペンギンが水中トンネルを泳いでいく瞬間、オランウータンが頭上のロープを渡る瞬間。子どもが「うわ!」と声を上げるその反応が、旅行全体のハイライトになる。帰宅後も動物の絵を描いたり、図鑑を引っ張り出してきたりする。その余韻に旅の価値を感じる家族です。そういう家族には、旭山は半日では足りないかもしれません。

旭山が主役なら、富良野は旭川からの足を少し伸ばした先として入れる。旭山を十分楽しんだ上で、余裕があれば足を伸ばすという組み方が自然です。

旭山動物園の園内。緑の木々と青空が広がる開放的な景色
旭山動物園は丘の上にある。園内を歩くだけで北海道の空気を感じる。
旭山動物園でキリンをスマートフォンで撮影する来園者
キリンは柵の外から間近で見られる。動物との距離の近さが旭山の特徴。
旭山動物園のキリン。頭を下げて草を食べている様子を間近で見られる
この距離感が、旭山動物園に来た実感になる。

▼ 旭山が主役になりやすい家族

  • 子どもの反応を一番大事にしたい
  • 動物との距離が近い体験を求めている
  • 移動は少なめで、一つの場所をじっくり楽しみたい
  • 旅の写真が「子どもの表情」になる旅が好き

泊数別:サンプル行程と目安

主役が決まったら、次は泊数です。

泊数別の旅程イメージ

3泊4日(定番)

富良野と旭山動物園の組み合わせとして、最もよく選ばれる日数です。旭山→富良野でも、富良野→旭山でも、どちらの順番でも十分成立します。大切なのは順番ではなく、どちらに時間を多く使いたいかです。

富良野を主役にして旭山を帰り道に半日入れても良いし、旭山を主役にして富良野に翌日足を伸ばしても良い。3泊4日はその選択肢が両方残せる日数です。

サンプル行程の一例です(新千歳空港発着の場合)。宿泊地の組み方はいくつかのパターンがあります。

  • 1日目:新千歳空港→旭川(JR特急・約2時間半)→旭川泊
  • 2日目:旭山動物園(午前〜昼)→富良野・美瑛(レンタカー)→富良野泊
  • 3日目:美瑛・富良野観光→札幌移動・泊
  • 4日目:札幌観光→新千歳空港

新千歳から旭川まではJR特急で2時間半前後かかります。初日は移動だけで夕方近くになるため、旭山動物園は翌日に回す方が現実的です。

2泊3日

行けないわけではありません。ただし、空港の選び方で旅程の組みやすさが大きく変わります。

新千歳空港発着の場合は旭川まで片道2時間以上かかるため、移動だけで半日が消えやすい。旭川空港を使えば、最初から旭川エリアに到着できるので、2泊3日でも両方を無理なく回れます。

サンプル行程(旭川空港発の場合):

  • 1日目:旭川空港着→旭山動物園(午後)→旭川泊
  • 2日目:富良野・美瑛(レンタカー)→富良野泊または旭川泊
  • 3日目:旭川→札幌観光→新千歳空港

旭川空港から旭山動物園は車で15分ほど。到着後すぐに向かえるので、初日から動けます。富良野・美瑛は翌日にじっくり回る、というのが2泊3日の自然な流れです。

2泊3日で新千歳発着の場合は、旭山か富良野のどちらかに集中する方が満足度は上がりやすいです。

4泊5日

余裕があります。どちらも深く楽しみながら、移動にゆとりを持たせられます。未就学児がいる場合、疲れが出たときの「何もしない半日」を作れるのが4泊以上の安心感です。

レンタカーありかなしかで、どう変わるか

レンタカーと公共交通の比較イメージ

レンタカーあり

私個人は、富良野・美瑛を子連れで回るならレンタカーをおすすめします。美瑛の丘は点在していて、スポット間の距離があります。自分のペースで走れること、子どもが眠くなったら車で休ませながら移動できること、この2つが富良野旅行の満足度に大きく影響すると感じています。

旭山主役の旅であれば、旭川市内は路線バスで動けるので、レンタカーなしでも成立しやすいです。

レンタカーなし

レンタカーがなくても、富良野・美瑛は回ることができます。「ラベンダー号」などの観光バスを使えば、ファーム富田・青い池・風のガーデンといった主要スポットには公共交通でもアクセス可能です。旭川から富良野方面はJR富良野線で約1時間20分、旭山動物園は旭川駅からバスで約40分です。

ただし、バスの本数や運行時間に制約があるため、「このスポットもあのスポットも」と欲張ると時間が足りなくなる場面はあります。子連れの場合は特に、乗り換えの待ち時間が思ったより体力を消耗しやすいので、訪れるスポットを絞って余裕を持った計画にするのがおすすめです。

私ならこう考える

せっかくの子連れ北海道旅行なので、できれば両方行ってほしいというのが正直な気持ちです。2泊3日でも、移動を事前にきちんと調べておけば十分に楽しめます。

ただ、長時間の移動に慣れていない小さい子どもを連れているご家族は、無理に詰め込まなくていいと思います。色々見ようとして子どもも大人も疲れてしまった、という旅行は少し残念です。そう感じそうなら、1か所に絞ってじっくり過ごす方が、結果として満足度は高くなります。

結局のところ、「富良野と旭山のどちらを主役にするか」が決まれば、旅程は自然に組み立てやすくなると思います。

まとめ

富良野と旭山動物園は、3泊4日あれば十分組み合わせられます。

だから悩むべきは「行けるかどうか」ではありません。

富良野を主役にするか。旭山動物園を主役にするか。

その違いで、旅の満足度は大きく変わります。北海道の景色と空気の中に家族でいること——それが答えなら、富良野が主役です。子どもが動物を見て驚く顔を見ること——それが答えなら、旭山が主役です。

主役が決まると、もう一方の位置づけが自然に決まります。旅程は後からついてきます。

北海道旅行の全体設計から考えたい方へ

何泊が必要か、どのエリアをどう組み合わせるかの整理はこちらです。

→ 夏の北海道旅行、何泊あれば満足できる?子連れ家族の旅の組み立て方

それぞれの詳細を確認したい方へ

富良野・旭山それぞれの体験レビューはこちらです。

→ 富良野は子連れで行く価値ある?ラベンダー以外の楽しみ方

→ 旭山動物園は何歳から楽しめる?6歳娘と行った正直な感想